緊急事態宣言が解除され、日常が徐々に戻ってきたかのように思えていたが、現在都心では毎日多くの新型コロナウィルス感染者が出ており、正直まだまだ予断を許さない状況である(編集部注:2020年7月末現在)。
つまり、外に出たい気持ちはわかるが、まだ家の中にいたほうが賢明ということである。
お上(かみ)が控えよ、と言っているのは、外出だけではない。
「濃厚接触」もそのひとつだが、医師の言う「激しい運動は控えてください」の中にバッチリセクロスが含まれているように、濃厚接触にはもちろんセクロスをはじめとしたエロ事も含まれている。
むしろこれ以上濃厚な接触があるか、という話だ。
しかし日本はなんでも「察せ」ではっきり言わない傾向にあり、その結果、察せなかった人間の行動により大ごとが起こってしまったりするのだ。
噂によると、某歓楽街のおっぱいパブで乳首の吸い回しをしたことによりクラスターが発生してしまったという「迂闊」としか言いようなことも起こったらしい。
普通に考えればわかりそうなものだが、多様化社会なので考え方が個性的な方もいらっしゃるし、おっぱいを目の前にすると人間は余計に思考が破天荒になってくる。
そういうタイプに「夜の町へいくのは控えましょう」みたいなオブラート団子を投げつけても届くわけがないのだ。
万人にわかるように「おっパブに行くんじゃね~!!」というのがリーダーの務めではないか。
そんな日本に対し、アメリカのニューヨーク市ではコロナ時代におけるセックスガイドラインを出しており、今の状況でどう安全に性生活を送るかという指針を示しているそうだ。
こういうところはやはり欧米のほうが進んでいるとしか言いようがない。
その指針で、まず最初に前置きされているのが「オナニーがいちばん安全」だそうだ。
つまり今の時代、オナニーがいちばんクールなのだ。
もはやオナニーのことは「ニューヨークスタイル」と言っても差し支えがないかもしれない。
そしてオシリス文庫でも、この夏いちばんカッコいい過ごし方「オナニー」を支援するクールなお祭りが開催されるという。
「背徳のサマーセール」
それが今回のテーマだ。
漫画家兼コラムニスト。2009年に『クレムリン』で漫画家デビュー。近年は切れ味するどいコラムでも人気。『ひとりでしにたい』『負ける技術』『生き恥ダイアリー』など著書多数。一日68時間(諸説あり)のツイッターチェックを欠かさない。
株式会社KADOKAWA発のアダルトライトノベル。300点を超える官能小説をデジタル初出で配信中。全作品が電子書籍なのでBOOK☆WALKER、Amazon、DMMなどいろんなサイトですぐ購入できます!
(編集部注:全年齢向けです。FANZAでは配信しておりませんのでご注意ください)