人間誰しも「普通」を嫌がったり「自分は普通ではない」と思い込んだりしてしまう時がある。
もしかしたら今まさにそう思っている中高生のみなさまもいるかもしれない。
だとしたら、ここは成人指定というわけではないが、堂々と青少年に推薦できるページでもないので、もう少し大人になってからくることをおすすめする。
あと一応言っておくが「保護者同伴ならいい」というわけでもない。
もしこのサイトを保護者と一緒に見るガッツがあるというなら、間違いなく君は普通じゃないので、なおさらこんなページなんか見ている場合ではない、今すぐ世界を救ったり滅ぼしたりしてほしい。
君たち青少年が今持っている「普通は嫌だ」という願いは30歳を過ぎたあたりから「なにをやらせても普通以下」というかたちで叶えられるので、焦ることはない。
だがおそらく、青少年のみなさまが思い描く「普通ではない」はそういう意味ではないだろう。
「邪気眼」に代表されるように、普通の人間にはない異能力を持っている、などが中学二年生の望むノット普通である。
中には「異形」に憧れる者もいる。
中二のマストアイテムといえば、眼帯と包帯、すでにサブカル方面にいっている奴だとデカいヘッドフォンなどだ。
眼帯と包帯は、四半世紀前の14歳とパチンカーを狂わせた某アニメヒロインの影響もあるかもしれないが、中には「それで“ヤツ”を封印している」という設定の者もいる。
“ヤツ”とはなんだと聞かれたらたぶん本人もわかっていないと思うが、とにかくそいつが暴れ出したら大変なことになるので、包帯や眼帯で封印しているのである。
腕の包帯を外すと、そこにはおぞましい人間のそれではないナニカの手、眼帯を外すととりあえずオッドアイが出てくる。
実際は出てこないのだが、本人の中では出てくる設定なのだ。
このように「体の一部が異形化する」というのも、一部の青少年にとっては勃起と潮がとまらない魅力な現象なのだ。
ちなみにその夢も中年を過ぎたころから「ケツが象の皮膚みたいになる」などというかたちで叶えられるので、今焦る必要はない。
今回紹介するのは、そんな青少年の心を持ったまま大人になった方におすすめのファンタジーノベルである。
『アヴァロンの迷宮 純粋無垢な姫巫女を俺の触手○○○の奴隷にする』
これが今回紹介する作品である。
漫画家兼コラムニスト。2009年に『クレムリン』で漫画家デビュー。近年は切れ味するどいコラムでも人気。『ひとりでしにたい』『負ける技術』『生き恥ダイアリー』など著書多数。一日68時間(諸説あり)のツイッターチェックを欠かさない。
株式会社KADOKAWA発のアダルトライトノベル。300点を超える官能小説をデジタル初出で配信中。全作品が電子書籍なのでBOOK☆WALKER、Amazon、DMMなどいろんなサイトですぐ購入できます!
(編集部注:全年齢向けです。FANZAでは配信しておりませんのでご注意ください)