先日ボイスチャットで「自分の高校時代はクラスに女子が3人しかおらず、そのうちのひとりが教室を支配していた」という話を聞いた。
てっきりアナハタンの女王の如く、男子がその女子を奪い合い、それを利用してクラスを牛耳っていたという話かと思ったら、その女子はドストレートに「恐怖と暴力で教室を支配していた」そうである。
つまり女王ではなくただの世紀末覇者だったわけだが、実際、数が少ない、つまり「希少価値」だけでモテるという現象はあるらしい。
つまり男がモテたければ、モテる男になるより自分以外の男を全員ぶっ殺した方が確実ということである。
おそらくそんな力があれば普通にモテるとは思うが「モテる男」などという漠然としたものを目指すよりは手っ取り早い。
もしかしたらアダルトコンテンツで「痴女」や「淫乱」などのワードが人気なのも「現実ではめったにお目にかかれない希少生物」だからなのかもしれない。
いくら女の性が解放されてきたと言っても、プールデートにマイクロビキニを着てきたり、スーツはおろかジーパンの上からでも、乳首や割れ目の形を浮かせていたりする貫通スキルの高い女にはなかなかエンカウントできない。
しかし現代において、コンプラと法に触れずに痴女になるのは難易度が高い。
だからといって同性を滅ぼすのはもちろん、自分とキャラかぶりしている奴を闇に葬ることさえ難しい。
だがひとつだけ簡単に自分が希少価値のある人間になれる方法がある。
それは自分が珍しい存在である世界に異世界転生することだ。
『貞操逆転異世界でスケベな美女たちに囲まれながら冒険者生活』
漫画家兼コラムニスト。2009年に『クレムリン』で漫画家デビュー。近年は切れ味するどいコラムでも人気。『ひとりでしにたい』『負ける技術』『生き恥ダイアリー』など著書多数。一日68時間(諸説あり)のツイッターチェックを欠かさない。
株式会社KADOKAWA発のアダルトライトノベル。300点を超える官能小説をデジタル初出で配信中。全作品が電子書籍なのでBOOK☆WALKER、Amazon、DMMなどいろんなサイトですぐ購入できます!
(編集部注:全年齢向けです。FANZAでは配信しておりませんのでご注意ください)